2016年6月30日木曜日

みつける ひろいあげる すすむ

先日の、男の子がウメを拾っている写真→

それを見ていたら、しばらく(10日ほどかな)あっていないKくんが愛おしくて、会いたいなと思ったのですが、なんでそんな気が強くしたのかなあということが、今朝のさえこさん(Kくん母)からのお便りでわかりました。

その言葉、ここに紹介しますね。

Kの梅の写真、いま私は色々な事を学ばせてもらってるからか、
見つける、拾い上げる、進む、
この姿が自分と重なってとても愛おしかった。
梅というより足元には沢山の宝物が落ちてる気がして。

無心になってそれを拾い上げて進んでいけば、
明るい景色の場所に繋がっているような、
そんなイメージがわいてきました。


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虫が好きなKくん、だけど、蚊の季節に突入したころは、蚊にさされるのが嫌で嫌でしょうがないってそぶりで、さえこさんもスモックを着せたりしていました。
でも昨日あったら、半袖で、ほっぺを刺されてもへっちゃらで、ドクダミだよね、なんていいながら、葉っぱをこすりつけたり、ほかの人にも伝えてた。
たくましくなるね。

生長のスピード感は、タケノコなみ。

大人はタケノコみたいに各節に生長点があるってほどのスピード感はないけど、
であいを、
ひとつひとつ、
ひろいあげて、
こつこつ
すすんでいけたらな。

うつむいてひとりみつける姿を、だれかが見守っている。


2016年6月29日水曜日

ミミズコンポスト 次回7/1日金曜夕方

まずは設置が無事できました。
ミミズ道へのアプローチを少しととのえて、の作業でしたね。


今日は、雨が降るかも〜と精一杯で、ちょっとわさわさしましたが、
いっしょにしてくださった方たち、ありがとうございます。

ミミズたち、ここの環境になれてくれるかな。

さて、ミミズも気になるので、
7/1日金曜の4時半ごろから、庭仕事をしています。
ご参加の方は、長袖でどうぞ。
このミミズなら、女の子もさわれるのはナゼ??





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1日の次は、ちょっと間があきますが、7月7日に11時から4時ごろまで庭におりますので、
お好きな時間にいらしてください。
ゆったりと夏の草草虫蟲にむきあう日にします。
雨天でも庭を巡ります。


庭全体を見渡して、手を動かします。

初めての方も大歓迎です。
照葉樹の木陰でアイが育つ

2016年6月28日火曜日

夏至前の梅の日





そろそろ、赤紫蘇を梅漬けに加える季節ですね。
みなさんどうされていますか。
わたしは来週あたり、畑小屋の紫蘇を入れようかな、と算段しています。

さて、紗絵子さんから写真をおくっていただいたので、先日のウメとクスタバの様子を。


いつもと違う教室での風景でしたね。

2016年6月23日木曜日

ビワの色


ビワの実が鈴なりのときに、
実をとりながら枝を剪定しました。

この時期は皮がはぎやすいので、この皮をつかって染めると濃く染まります。
(冬に皮をはぐのは一苦労二苦労だ)

前に春のはじまりに葉っぱでビワ染めをしたさとみさんが、今回はこの皮に挑戦。

「葉っぱのときとは濃さがぜんぜんちがって、驚きました」とのこと。

そして、なんと、ねずみもちの靴べらをつくったときの端材で、板締め絞りもされたのです。

そういえば靴べらの形

とってもきれいなので、写真を撮っておくっていただきました。
きれいな畳のあるお部屋なんですね。

コットンもよく染まっている〜

ネズミモチもビワも、私たちの都合で伐ってしまいますが、
さとみさんのような人と出会えたのでした。

arigato


2016年6月21日火曜日

夏至

日本の夏至は梅雨なかゆえに、夏至にまつわる祭は少ないけれど、
曇り空でも長い長い夕方があり、曇り空ゆえにぼんやり明るい夜空がある。
今夜は十六夜か十七夜の明るいおぼろな月が短い夜を照らして。

湿り気と太陽の力が拮抗するのか、増幅しあうのか、
草木虫たちの力強さに圧倒されながら、草まみれ虫まみれ。

夏至の週のシュタイナーの魂の暦を捧げます。

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----ヨハネ祭の情景-----



万象の美しい輝きが
私の魂の奥底に生きる 神々の力を
宇宙の彼方へ解き放つ。
自分自身から離れ
ただ ひたすらに
宇宙の光と 熱の中に 自分を探し求める。



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今日火曜日の庭仕事、行います

あららの雨。でも、
あじさいの喜ぶ雨。

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が、やみましたので、四時ごろから日暮れまで庭仕事をします。涼しいのでやりやすいですね。

日本の夏至はこんなです。


藍の苗を追加して、草がむしてくるところの刈り取りもします。
梅もぜひお持ち帰りください。
桑の葉も!

(ベンチが濡れている場合はお部屋をかりて休憩しています。)

2016年6月20日月曜日

シマミミズがやってくる

来週29日水曜日、四時ごろから、ミミズコンポストの設置をいたします。
雨天決行です。

IID事務局が購入したキャノワームのコンポストを組み立てて、シマミミズたちを入れて、まずは環境になれてもらいます、ご興味のある方はいっしょにしましょう。

コンポストはこちらもありますが、今回はご縁があってキャノワームさんに。

ミミズについては、いろんな種類がいて、このコンポストのミミズは日本には生育しないタイプ(今のところ、日本ではコンポスト外に出て生きることもできない)で、「家畜」のような存在です。
そこには賛否両論もありますが、蚕やミツバチのように、都会に住むわたしたちに自然界への入り口をつくってくれる存在かもしれない、という思いもあります。
このコンポスト設置を通じて、活発な意見の交換もしたいのです。

まずは事務局で出るシュレッダーやお茶殻などからはじめていきます。

29日は、晴れていれば庭仕事を夕暮れまで行います。

夏至過ぎのミミズ2000匹との出会い。。。

2016年6月16日木曜日

平日の庭仕事 21日火曜夕方四時から

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今日はまこと梅雨らしき空模様。
体調を崩している方も多いもよう。

あじさいのように、梅雨の気を陽転させて生きる技がほしいですね。

庭仕事、明日、火曜四時ごろから日暮れまでいたします。
ひきつづき藍の苗を追加植えします。
(藍染め、叩き染めWSは8/6日に決まりました、詳細は後日お知らせしますが、時間内容は去年と同様です.こちらご参照ください→


土曜の高温で梅がどうなっているか。
でも毎年あの梅は7月初旬まで枝についているのです。
完熟梅、ぜひもっていってくださいね。

2016年6月15日水曜日

アブラムシとブロッコリープルプレア

タネとアブラムシのついたブロッコリーの
そのまま育っている姿が、みんなにとって
ごくごくふつうなできごとだった。

だれも、アブラムシだらけのブロッコリーを抜こうとしなかった。

今朝、「今日はゴミ出しだなあ」と目が覚めようとうつらうつらをしているときに、
昨日の様子が浮かんできて、
ああ、そうだった、と思い出したのでした。
そのときは、わたしにもごくごくふつうなできごとだったので、
とりたてて喜ぶほどではなくて、そのまま通り過ぎていました。

昨日、ひょうたんの苗を移植したときに、となりの畝でまだタネをつけて枯れずにいるブロッコリープルプレアの枝を少し切りました。
ひょうたんを植える畝にはみ出している枝だけを切ろうね、といって。
「うひゃあ、たくさんあぶらむしがいる〜」とみんないいながら、だからといって、このブロコッリーをかたづけてしまうことにはならなかった。
それよりも、てんとうむしの話題になって、昨日は小さな虫好きの子供はおらす、大人の女性だけだったのに、てんとう虫とアブラムシの話やら、蚕の話。

わたしたちの様子、ブロッコリーも感じていたんでしょうね。
タネをつけたブロッコリーが今どんな人生の位置にあるのか、おじいさんなのかおばあさんなのか、わからないけど、なんとなく「ほう、ほう、そうかいそうかい」って目を細めて、アブラムシをたくさんうけいれながら、私たちをも見守ってくれている。

こんなふうに、巡る庭に来る友たちが、庭の巡りの中にいる。

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今日は、腐草蛍となるの候。
七十二候のなかでもっともドラマチックなことばのひとつ。
(古い中国の七十二候にはこれに類する壮大な自然の変幻についてのことばがあるけど)
ブロッコリーも、わたしたちも
朽ちて、うごめく何かに転生していく。
いや、朽ちるまでもなく、こくこくとこの身のいちぶを、他のイノチに差し出しながら生きていく。

いまいまにさしだし、さしだされて。

2016年6月13日月曜日

こんな梅の日でした 写真追加しました6/14

雨ですね。
あじさいが喜んでいます。

先日は収穫のしやすい晴れでした。

これまでは梅仕事テキストを用意してきたのですが、
母や祖母からおそわるみたいにしたいな、と思って今年からは紙を用意しませんでした。

でも不安な方は、各種料理本がでていますし、
こちら東青山の梅虎の巻→でも、石田が梅干しつくりの手順と道具について書いております。

ちょっと詳しく書き過ぎて、かえってわかりにくいかもしれないのですが、道具の紹介がおもしろいですよ。

要は、梅酢があがってきて、梅雨があけたら、干す。
干さなくても梅漬けにしてもいい、ということ。
梅はそれ自体に殺菌効果があるので、よほど塩を少なくしないかぎり失敗はありません。

また拙書「草木と手仕事」や「魔女入門暮らしを楽しくする七十二候の手仕事」にも書いていますので、お手元にある方はページをめくってみてくださいね。

いったいここはどこ? 包容力のあるウメの木。劇的なショットですねえ、このまま繪になるわ。


産毛が水をはじく






写真はともみさんとまりさんより。
ほかにもビワやくすたばの画像、撮影された方、送ってね。


先日のビワのときも似た写真でした。実をとるときに光るのは?





今朝、洗面所で。

今日晴れですね、火曜日四時くらいから庭仕事します。

2016年6月12日日曜日

夏至前後、夕方から日暮れにかけて庭仕事

夏至をはさんで、日暮れまで庭仕事をする日が多くなります。

今週は14日火曜日に四時くらいから夕暮れまで。
(火曜は7:30からは島田麻衣さんのヨガとからだのクラスがありますので、土にふれたあとにご自分の体を感じることができます)

火曜日晴れますように。

火曜が雨天の場合は翌日水曜に。

2016年6月11日土曜日

梅雨の晴れ間の梅狩りと草束

今日は晴れたので嬉々と梅狩り、草狩り、もしかしたらビワ狩り。

きのう、読んでいた夏のことばが今日にぴったりなので引用します。

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この強いひざしの中で
叡智の知らせをうけなさい。
宇宙の美に帰依しつつ
お前の中に お前を感じながら 生きなさい。
そうすれば 人間自我が 自分を見失っても
宇宙自我の中に 自分を見つけ出すことができる。


6月第二週目のシュタイナーの魂の暦、高橋巌訳より。

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夏至に向かって、魂を宇宙に解き放つ準備。
それは自分をなくし、自分をみつけることにつながる。

さあ、みんなと太陽の下、この季節の宝をいただきにいこう。

帽子と布巾、梅を持ち帰る袋など忘れないように。
ビンが重い方は、密閉できるビニル袋でもかまいません。

2016年6月4日土曜日

さつまいもと藍と

アップルミント野原になっていたところ、予測以上に根がはびこっていて、サツマイモのの苗を植えるのに手こずりました。
それで、藍の苗植えに十分な時間がとれませんでしたが、なんとか、苗の一部を移植。
来てくださったみなさん、ありがとうございます。

グラウンド脇の、カチンコチンの地面だったところに、冬の落ち葉を入れることを繰り返して、アップルミントが根で地面を砕き、ミミズと共同作業で、ずいぶん畑らしい土になってきました。
地球進化を見るようです。

去年の二畝だったイモを五畝に増やしました。
秋には、庭仕事をしてくれているみんなに持って帰っていただけるかな。
夏の葉野菜としても重宝するさつまいもです。

しばらくは藍もサツマにも水が必要です。
気がついた方は水をお願いします。

そして、今日もビワ。
こちらは裏門のもの。
事務局の方が気づいてくださり、採取をしました。
道行く人にお分けしたら、そのお返しをいただきました。

そういえば、IIDは、表と裏にビワがあるんですね。
ビワに守れた場所なんだな。

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藍染めの会は、8/6日土曜日か7日日曜に行います。
叩き染めをするので、音を出していい場所を都合していただいてから、日程を決めます。
ちょうどキッズワークショップ。
ご興味のある方、ぜひ日程あけておいてくださいね。
それまでに藍が育ちますように。

おこさまも、子供心のある大人もどなたでも参加できます。


2016年6月1日水曜日

てんとう虫の羽化


お庭仕事に来て下さっているさえこさんよりうれしいお便りと写真。
五歳男子Kくんとてんとう虫。

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先週の木曜日にKが持ち帰った笹にいたテントウムシの蛹、次の日くらいには脱皮するのでは?と観察していたのですが、全く動きがなく、むしろ干からびてしまったのでは…ってほど潤いがなく、金、土、日、月、を過ごし、さすがに土に返そうと思っていた火曜日の朝、Kがママ!!!と叫び、虫かごを食い入るように見てた先には、麗しいぴかぴかのテントウムシが。

小一時間見つめっぱなしで、園に行く前に自然に返してあげようと話をしたのですが、まだまだ名残惜しくてその日は園にもっていくことに。
そしたら、お迎えの時には模様が現れていて、興奮気味のKは早く紀佳さんに見せにいこう!、と私と話をしているのに焦点ははるか先のIIDを捉えてるようで、落ち着いてと数回声を掛けましたが、可笑しくて。
テントウムシの幼虫の存在を教わってから、身近な場所でテントウムシ探しが始まり、Kはクラスのお友達にその存在をつたえ、私もちょっとした感動を味わえる、なんて幸せ。

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わたしはちょうど人生の大先輩の「この世の見納め」を体験したあとだったので、
kくんの四回目の初夏に「この世の見始め」を教えていただきました。

この世をあたりまえに見ているちょっと大人のこなれた目でも、ほんとはひとつひとつがはじめて。
見おさめは、見はじめと同じなんだと、Kくんのまなざしと老いた人のまなざしが重なりました。

今週土曜日は夕方四時ごろから庭仕事。
Kくんにも会えるかしら。
お芋の苗を植えるのに、ミントを刈りとるので、アブラムシ、たくさんもっていけるよ。

◉巡る庭の庭仕事、庭散策はどなた様も無料でご参加いただけます。
おこさまづれも大歓迎(車の出入りにはご注意ください。また館内ではお静かに)
刺される虫よけなどは各自でご用意ください。