2013年3月31日日曜日

藍の種をまきました

3/31日に藍の種をまきました。

種まきのあとは、カフェ横や裏庭で収穫とお手入れ。
整えながら収穫していく、巡りがしなやかにできますように。

グリンピースが豊作です。

白い花が結ばれてグリーンピースに
春一番に咲いた。今日はバラのお話を書くので石田が持ち帰らせてもらいました
photos kazue ota

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次は4/6の「旧暦 雛の節供の会」の後に少しお庭の手入れをします。
(そのあとは4/13日土曜日の11時ごろから夕方まで、染めを中心に庭の手入れ)

4/6日の菱形のお菓子は、桜とヨモギの生八つ橋をつくります。
やっと写真が撮れたのアップします。

ヨモギは数日前につくったので、乾いて固くなって影がうつってます。。。
その理由もまたお話します。

白は甘酒で。
これで三色そろいますね。

桜の生八つ橋は10年前に、桜のジャムをつくるようになって、考えたレシピ。
あまりつくる機会がなかったのですが、ひさしぶりにつくってみて、焼いてもみたら、
これがなかなか、でした。
焼き芋の甘さが出るの。
桜風味の焼き芋。。。。
なんだかへんだけど、女の人にはたまりませんね。





2013年3月30日土曜日

3/31日の庭仕事

大雨の場合はやりませんが、
小雨だったら、
ささっと、ササを刈って、室内で染めをします。

多少雨にぬれてもへっちゃらな出で立ちで。

2:30〜日暮れまで。

天に運をまかせましょう。

2013年3月27日水曜日

街の雨にうたれて



小雨の中、旧山手通りを自転車でかけました。

身支度をしながら、われながら、ものずきだなあ、と自嘲気味な気分にもなったけど、
少々の雨に打たれるのが好きなんだ、と、いそいそと長靴をはく。
ちっとも苦痛でない。
走り出せば、むしろ快感。

こんなふうに天からふってくるものと生でやりあえるのだから。

走りながら、ギリシア神話のひとつの場面が浮かぶ。

ゼウスが金の雨になってダフネにふりそそぐ。

街の中で、天と密通しているなんて、誰も知らない。
まさに秘め事?

塚田さんの「温室」があったビルの屋上を脇目にみて、
月に向かって活けた花を見にいったことをまざまざと思う
あの男は月と通じていたのだ。
空っぽになった屋上、温室は月にいっちゃった。

それぞれがそれぞれのやりかたで天と交わる。

街の小雨は、田舎の雨よりも、芳醇だったりする。

2013年3月25日月曜日

冷たい雨こそ


花冷えの
うらめしい雨も
ひとつぶひとつぶ
土にしみいり
まさに芽吹こうとするものたちには
あまい乳

花冷えは
あたたかな陽気にうかれた人の
気を沈め
天にのぼる思いをとどめる

つめたさに
ちぢこまるのは
いつか飛翔するため。

寒い季節にためこんだ力を
もうひとふんばりためて

あたらしい季節にジャンプする


椿の落花 酸媒染:photo izumi nishimura




3月31日の庭仕事

週末は3/31日、日曜日に庭仕事をします。
2時半ごろから、日暮れまで。

藍の種まきをしつつ、まわりのお手入れ。
今回は種まきに集中したいので、染めは次週にすることに。
先日、染めをしながら種まきや土ごしらえをしたら、むずかしかったのです。
気が散漫になるというか。

いっしょに、流れ作業でできることとできないこともあるのですね。
やりかたかもしれませんが。

種まき、はちょっと特別です。

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4/6日「ひなまつりを祝う」の会(旧暦桃の節供)
のweb 告知ができました。

ぜひご参加ください。

2013年3月19日火曜日

3/23日土曜の庭仕事 追記:更新しました

世間では桜がちらほら咲き始めたもよう。

3/23日11時ごろから庭仕事と、草ものの染めをします。3時ごろまでの予定です。

放任栽培種のトマトの種まきをポットにして、
藍の種まきの準備でプランターに土をいれます。

この23日はIIDの椿の落ち花を拾って、翌日24日にサテライト巡る庭weedhouseに遠足して、そこの椿とあわせて染めをします。
椿って、集まると香がたつんです。


週末、カリフラワーにあえるのね。写真はnoriko tejima.

2013年3月13日水曜日

旧暦 桃の節供 のお知らせ  貝のこと

旧暦三月三日、春の三日月の日を前に。
(今年は4/12日が旧暦3/3です)

4月6日土曜日 13:30~16:30 旧暦桃の節供 
世田谷ものづくり学校、2階スタジオにて

蛤(はまぐり)などに花をいけ、菱型の菓子をつくります。




(参加ご予定の方は蛤など大きめの貝殻をとっておいてください



今回もフライパンやお鍋でつくれるお菓子を考えています。
道具や素材の背景を感じつつ、雛の日にちなんだものを。

菱、スペードの形のお菓子をつくります。
菱形ってなんでしょう?

甘酒と菓子をいただきながら、女性の体と心についても、ひっそりと明るくお話しましょう。


写真はアーモンドと米粉のほろほろ菓子。州浜(すはま)という水辺にちなんだ菓子をからヒントを得ました。
乾かした桜の花びらを桃の花びらにみたててみましたが、
定番の、ピンク、緑、白を使ったお菓子もいいですね。
いやいや、桜の生八つ橋にしようか、とも。。。

どれがいいかしら?

ともあれ、参加後予定のみなさま、貝殻集め、してくださいね。

春の、浜と野をつなぐ、おぼろ月、しょっぱいかあまいか、ほろにがいか。

2013年3月10日日曜日

蕾の季節


何度目の春の嵐か、そこここに蕾。

花梨の花は、
あのごつごつの実とは
まるでかけはなれたようなあでやかさ。
かけはなれていると思うのは人のこころ。
ごつごつとあでやかさはつながっている。
とびきり固い幹につまった色。

桜にさきがけて咲くユキヤナギは、白花をこぼすように光ちらちら。
ひかえめな輝く黄色に染まりました。

カリフラワーの葉っぱがおいしいことは、
鳥たちがよく知っていて、
彼らと競うように私たちも食べたけど、
その葉のふところにちゃんとつぼみ、カリフラワー。




先日の藍はまだ色を出すので、薄くしか染まらないノイルシルクを浸しました。
その染まる様子を、まりさんが言葉にした。


だれかが手をにぎり、
ぐいっとひきあげる。
にぎったままぐんぐん走りだす
…どこへ?
そんなふうに
目の奥へ飛び込んできた
アイの色。

photo mari arimura

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今週末は石田も塚田も所用があって巡る庭仕事はお休みです。
石田はこちらにおります→道草ごはん

2013年3月6日水曜日

藍の乾燥葉....7年の月日が (更新しました)

どうしようかと悩みつつ、試してみることにします。
何かというと、藍の乾燥葉での染め。
木曜日にやってみます。

いつか藍を建てようと、IIDや自分とこの畑での藍の葉をためていたのですが、還元剤を使ってやってみます。

実は、この巡る庭のはじまりは、藍の乾燥葉でした。
塚田さんと私がまったく知り合いでなかったときに、藍の葉がきっかけで会ったのでした。
藍の葉を探していた塚田さんが、花の仕事をする友人を仲介に、
私に「アイ ヲ クダサイ」(!)と。
季節柄、乾燥したものしかなかったのですが、それをもっていたおかげで、今があります。
そのときに「貸し出し」(?)した葉っぱも入っているはず。
水色のストールをした塚田さんとはじめて会ったときの。
お礼に、とルヴァンのキッシュをくださったのでした。

久しぶりに袋をあけたら、発酵藍(すくも)の匂いがしてました。



スモーキーブルー、350gありました
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そして、染まりました。

途中経過はまたいずれ。

花梨のピンク(どなたかがヤケにエロいと評しておりました、たしかに色っぽい色)
と、タデ藍のブルー

折りにふれてためていた葉、7年以上のあいだ眠っていた色もあるなんて。
葉の中にいる藍はあせないんですね。

たくさんためていたから染められたのですが、一昨年も去年もそのままにしていました。
タイミングがあるんですね。
庭仕事のメンバーと見られてよかったし、服部謙二郎さんに織ってもらえるし。

わたしたちの中にも眠っている色があるはず。
染め出すころあいは、いつですか?

photo kazue

3/10日、日曜日は11時から、できるかぎりの時間までやります。
黄金色になったバラに、藍を重ねてみましょうか。
花梨と桜の熟成液も染めて、
ピラカンサスか、ドウダンツツジか、ユキヤナギを煮出す予定。
剪定しつつやりましょう。

2013年3月5日火曜日

椿の香

photo by mari

白玉椿
石原稔久さんより送っていただいた花器




重ねの椿、あえてつぼみだけ

すっくとたつ枝のかなめに咲く


こどもたちも椿を存分に楽しんで。マンサクと椿のおしべの色
黒紫のうつわにこのバランス

うずまくつぼみ






ヤブツバキは、一輪だけだと花らしい香がないようだけど、
たくさんあつめると、花の香りがたってきます。

今年はヤブツバキの花咲く時期がずいぶん遅くて、けっきょくまだ花を集めて染めるところまでいってませんが、いずれ。
いずれあの香りと会うことがあるでしょう。
この島では、春の来ないときはありませんから。

花を拾い集めるときの、高揚感。想像するだけでどきどきします。


2013年3月3日日曜日

庭仕事と染めの予定(更新しました) 火曜と木曜

平日は

3/5日火曜日の17:00ぐらいから19:00

3/7日木曜日の12:00ぐらいから16:00
を予定しています。




週末は雨天決行で
3/10日日曜の11:00から終わるまで

いずれも途中参加も大歓迎です。

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今日は、「秘蔵」のサザンカ灰の媒染で、桜が「いかにもいかにも桜色」に染まりました。
サザンカ灰は四年くらい前につくったものだったのですが、保存できるということがわかりました。

時を経て、わかること。。。。ありますね。

真ん中から右側あたりが桜、サザンカ媒染と無媒染と。
左端から芙蓉とカナメモチ、右端はバラのミョウバン媒染
(まりさんのお部屋で干しています。)

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染め仕事は、こんどの3/10日、日曜で一度お休みします。
4月に入ってから、ぐんと育った草ものを、染めます。



昨日の椿の会に出た人が、
「すごく疲れて具合が悪かったのに、よくなった」
とうれしい言葉を。
そう、ちょっと具合が悪くても、植物に触れたりすると治ります。
すごくしんどいときは無理しなくてもいいけど、
外に出られる程度なら、植物に触れたいですね。
巡る庭の、庭仕事も、自分自身の体調や心の状態にあわせて、
好きなように参加していただけるとうれしいです。
自分のからだに様子をきいて、動きたいように動きましょう。
もし、自分があんまり動けないと思っても、
そのゆったりとした感じが、
まわりの人にとってもよかったりします。

2013年3月1日金曜日

椿は春いちばんの木


なああたたかい風の日、明日のしたく

巡る庭でとれたタイムとローズマリー、
夏みかんとしょうがは秦野から。

もっと遠くからやってきたシナモンは、あとでふりかけるとしよう。

どれもこれも、この星の上では同じく生きてきたものだけど、
日かげや日なた、海や山、
いっしょう会うことのない人が育てたり

庶民のわたしでも、大昔の王様みたいに
いながらにして、東西南北の宝物をたやすく手にする。

シナモンはどこでどうして、この太陽の日をうけていたんだろうか。
どこのだれが運んでくれたのか。
いっしょうわからないけど、思い描いてみる。

春一番の風音が、こなこなになったシナモンをふるわせる
運命に翻弄される?

明日は、椿と会うシナモン
まさかの出会いをうけいれる南国の木々


果物から、穀物と甘味の菓子に。
春のはじまりに菓子のはじまりを味わう。

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これまでの染め糸